『みみだれ』がでる中耳炎。薬で一時しのぐことはできても何回も繰り返している方は慢性中耳炎という状態かもしれません。この慢性中耳炎にはいくつか種類があって手術が必要になる場合もあります。
「『みみだれ』ぐらいで医者にかからんわ。」「手術になったら長いことの入院せにゃならんので面倒」といわれる方。放っておくと様々な合併症をひきおこしたり、手術もやりにくくなる場合があります。一度早めに医療機関を受診してみてください。
※お知らせはおよそ1週間に1回更新予定です。
中耳炎 その1 慢性中耳炎
はな血 その2 『鼻血とチョコレート』
街中でチョコレートを見る機会がふえましたね。チョコレートを食べると鼻血がでるといわれますが、少なくとも医学論文では立証されていないようです。
これまでも諸説ありますが、おもに下記の二つがいわれています。。
- 日本に入ってきたときに『牛のちち』からできていると説明を受けたが、色味もあって『牛のち』からできていると勘違いされ食べると血液が増えると考えられた。
- 栄養価は高いが、高価であったチョコレートを保護者が子供に沢山食べさせないようにするため。
※お知らせは1週間に1回更新予定です。
アレルギー性鼻炎 その5 『アレルゲン免疫療法』
『アレルゲン免疫療法』とはこれまでのようにアレルギー性鼻炎の症状を毎日の薬で抑え込むのではなく、アレルギーの自然経過を改善しうる治療であり、これまでの薬を減らせる可能性があります。
大人の方にはもちろんですが、この治療は特に成人前の方にお勧めしています。
その理由として
- いったんアレルギーのスイッチが入ると他の原因でもアレルギー症状がでる「アレルギーマーチ」といわれる状態になる可能性があること。
- 進学や就職前に3年間まとまった時間がとりやすいこと。
- 特に女のお子さんは後に妊娠や出産の可能性があり、その間は使えない薬が増えること
非常に良い治療ですが全ての患者さんに効果があるわけではなく、またいくつか注意点もあります。
当院では免疫治療に関するくわしい説明は(いまのところ)木曜日の午前中を中心にお話しして、6月から治療を開始する予定にしておりますが、さらに詳しい説明や初期治療はアレルギーの免疫治療に長けた川崎医科大学の兵行義先生に紹介することもあります。
ご興味のある方は一度医療機関を受診してみてください。
※お知らせは1週間に1回更新予定です。
2018年インフルエンザ その1 『迅速診断キット』
2018年インフルエンザが流行していますね。インフルエンザをその場で診断できる『迅速診断キット』を導入されている医療機関も一般的になってきました。
当院では発熱6時間以降から診断可能な迅速検査の機械を導入しています。
便利なのですが、発熱してからあまり早く受診されるとインフルエンザなのに検査では陰性になる可能性が高くなります。ご自身やご家族で判断がつきかねるようであればお気軽にお問い合わせください。
※お知らせは1週間に1回更新する見込みです。
アレルギー性鼻炎 その4 「アレルギー性鼻炎ですね。」
ある患者さんが2月ごろに鼻がむずがゆくて医療機関を受診したところ、医師に 「アレルギー性鼻炎ですね。」と言われ薬を処方されました。医師や看護師さんは忙しそうにしていたため詳しい説明を聞けず、自宅に帰ってインターネットで自分なりに調べられたそうです。窓を大きく開けて、布団を外に干して薬ものみましたが、余計に鼻の具合がわるくなってしまいました。何がおこったのでしょうか。
医師は「スギ花粉によるアレルギー性鼻炎」と診断しましたが、患者さんは「ダニによるアレルギー性鼻炎」の対処方法を行い、スギ花粉をたっぷり自宅に持ち込んでしまったのです。
アレルギー性鼻炎の原因物質を知り、環境整備を行うことでご自身やご家族のアレルギー性鼻炎の症状を軽くできる可能性があります。
診察中にわからないことは遠慮せずに医師やスタッフにたずねてみてください。
慢性副鼻腔炎 その1 『ちくのう』
睡眠時無呼吸症候群 その1 「寝ていると息がとまっている。」
はな血 その1
院内処方
たち耳鼻咽喉科では会計と同時にお薬をお渡しする院内処方をしています。
小さなお子さん連れや、足の不自由な方、天気の悪い日は診察の後に一度外にでるわずらわしさがないため比較的好評です。
当院に無い耳鼻咽喉科の薬をご希望される方は翌日以降で薬を取り寄せることが可能ですし、お急ぎの方は院外処方せんを発行します。
倉敷市では倉敷中央病院や川崎医科大学附属病院などの大きな病院でも院内処方ですよね。耳鼻咽喉科診療所では松原耳鼻咽喉科や堀耳鼻咽喉科医院も院内処方です。
漢方薬 その1 味とお湯
漢方薬は苦くて飲めないといわれる方がおられますが、その症状にピタリとあっていると普段飲めないような薬が飲めたり美味しく感じたりするそうです。
それから葛根湯や麻黄湯のように〇〇湯と名前がついている漢方薬はお湯で溶いて服用すると効果的との意見もあります。
漢方薬は生薬の配合を色々変えて、効果があるものだけが現代まで残っています。
一度漢方薬を飲んでみたけど苦くて無理だった方、あまり効果がなかった方はその時の症状にその薬が合ってなかっただけかもしれません。漢方薬のすべてを嫌わずに試してみませんか。