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副鼻腔炎のカテーテル手術

catheter



  • 副鼻腔炎(蓄膿症)の治療には、通常、少量の抗菌薬を長期間服用する方法が一般的です。
    それでも症状が改善しない場合、病院での手術が検討されます。

    しかし、以下のような理由で手術が難しい方もいらっしゃいます。
    • 手術をすぐに希望されない方
    • 血液をサラサラにする薬を服用しており、入院が長引く可能性がある方
    • 全身のご病気などで手術のリスクが高い方

    そのような方の選択肢の一つとして、当院ではENT-DIBカテーテルを使用した副鼻腔洗浄治療を行っております。
  • 副鼻腔炎で悩んでいる男性

  • 副鼻腔炎とは?
    副鼻腔炎とは、鼻の奥にある「副鼻腔」という空間に炎症が生じる病気です。
    副鼻腔には「前頭洞」「篩骨洞」「上顎洞」「蝶形骨洞」の4つがあり、それぞれに炎症が起こる可能性があります。

    かつては、膿がたまる重症の副鼻腔炎を「蓄膿症」と呼んでいましたが、現在では膿がたまらない軽度の副鼻腔炎も含めて診断されています。
  • 副鼻腔の説明

主な原因
  • 風邪の後に続く細菌感染
    アレルギー性鼻炎(ハウスダスト、ダニ、花粉など)
  • 真菌(カビ)による感染
    虫歯の影響
原因によって治療方法が異なるため、まずは正確な診断と適切な治療が必要です。
年齢や体調などによっても治療方針は変わりますので、気になる症状がある方はぜひご相談ください。

副鼻腔炎の
カテーテル治療とは?

  • 副鼻腔炎のカテーテル治療とは、鼻の中に特殊なカテーテル(チューブ)を挿入して、副鼻腔の中を洗浄する治療のことをいいます。

    カテーテルにはバルーンが2つ付いており、鼻の入口・奥を密閉することができます。そうして陰圧をかけることにより、副鼻腔に溜まった膿や炎症物質を吸引し、症状の改善を図ります。
    この治療により副鼻腔炎の症状が改善した場合には、手術を回避できる可能性もあります。

    治療は、CTスキャンで副鼻腔炎の所見が確認された場合に、保険適応で月3回まで行うことが可能です。
  • 副鼻腔炎を治療するカテーテル

治療を行っていただける方
以下のような方が、カテーテル治療の対象となります。

急性副鼻腔炎で頬の痛み、頭痛、頭重感などが強い方
好酸球性(難治性)副鼻腔炎の術後管理として、ステロイド薬などを副鼻腔内に局所投与したい方
抗菌薬の内服を避けたい妊娠中の方
鼻茸(ポリープ)のない慢性副鼻腔炎の方

※片側のみの症状で腫瘍が疑われる方や、真菌(カビ)が原因と診断された方は、早期の外科手術が必要ですので、専門医への紹介を行います。

カテーテル治療の流れ

①局所麻酔
カテーテル治療を行う側の鼻腔に麻酔薬をしみこませた綿を入れて、20分程度麻酔を行います。
②カテーテルを鼻腔内に挿入
20分後、鼻腔内の綿を抜去して バルーンが2つ付いたカテーテルを鼻腔内に挿入します。
鼻の入り口と奥をしっかりと閉鎖したことを確認したら、副鼻腔内にたまった膿を吸い出します。
そして生理食塩水を注入して、鼻腔内を洗浄します。
③カテーテルを除去
治療後は2つのバルーンを解除して、カテーテルを抜去します。
詳細につきましては、
カテーテル洗浄の動画をご参照ください。


術後の注意点

カテーテル抜去後に鼻出血を伴うことがあります。処置当日は、激しい運動や飲酒、長時間の入浴はお控えください。




副鼻腔炎の症状がつらい方、手術以外の治療を検討したい方は、カテーテル手術という選択肢もあります。
すべての副鼻腔炎に適応できるわけではありませんが、まずは診察・CTスキャンなどで、治療が可能かを確認いたします。

たち耳鼻咽喉科では、副鼻腔炎のカテーテル手術を行っております。
お気軽にご相談ください。

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